こんにちは、TOMです。
『エンジニアに必要な英語力ってなに?』
『エンジニアにおすすめな英語学習法ってある?』
この記事のテーマ
エンジニアにおすすめな英語学習法とは
1. エンジニアに必要な英語スキルとは
2. エンジニアが英語を身に着けるための学習法5選
なお一般的な大人が英語を身に着けるための学習法は、こちらにまとめてありますので、参考にしていただければと思います。
大人でも英会話を身につけたい人へ【近道はありませんが、上達はできます】
ここでは、特にエンジニアにとっての英語という視点でまとめています。
この記事を書いている僕TOMは、初TOEIC315点、英会話力ほぼゼロから学習をして今では外資系でエンジニアとして働いており、毎日英語を使って仕事をしています。エンジニア視点で英語力をどうみるのか、という考えをベースとしてこの記事をかいています。
1. エンジニアに必要な英語スキルとは
多くのエンジニアが英語を学習する目的としては、仕事やエンジニアリングで必要となるためであると思います。エンジニアにとって必要な英語のスキルと代表的な目的とは、次のようになります。
目的:英語での情報収集、仕様書・技術文書の理解
・ライティング
目的:仕様書・技術文書の作成
・リスニング、スピーキング(英会話)
目的:海外拠点・メーカとのやりとり、学会発表
それぞれ見ていきましょう。
リーディング
エンジニアが英語を読む場面は、基本的には情報を集めるときです。具体的には
こういった場面があります。情報収集が目的のため、翻訳機能などのツールを使って読むというのも選択肢としてはあります。ただし、気を付けたいことが以下です。
・紙媒体の仕様書、画像など文章をそのままコピーできない場合がある
・情報の信頼性確認のため、英文のニュアンスを確認
技術文書だと、計算式を伴う場合、紙媒体や画像形式でWebサイトにアップされている場合もあります。そのときには、翻訳ツールにさくっとコピーできないため、直接英語を読めるほうが早いという場面があります。
また、技術者として情報が信頼できるものかは非常に重要です。翻訳機能も万能ではないため、すべてを信頼するのではなく
・重要な技術情報は英語のニュアンスを理解する
という視点が必要です。
ライティング
エンジニアにライティングが必要となるのは、主に
これがメインになると思います。最近では、日本語だけでなく、英語での文書作成も必須になってきています。日本の会社で働いている場合、頻度としては高くはないかもしれませんが、製品開発に関連する場合必ず出てくるポイントになります。
こちらも翻訳ツールを使うと不可能ではありませんが、元の日本語によっては意味の伝わらない英語訳になる可能性があるため、結局チェックが必要です。
リスニング、スピーキング(英会話)
続いて英会話のスキルですが、エンジニアにとって日本国内の相手とやりとりするうえでは必要性は高くはありません。ただし、海外拠点との技術内容のコミュニケーション、海外メーカとの関わり、対外発表(学会発表)は今後特に機会が増えてくる傾向があります。そこで、最低限必要なレベルとしては、
というレベルになります。
これらは最低限必要なレベルという観点ですが、エンジニアにとって英語力は差別化を生み出すなどメリットになります。この点については、こちらの記事を参考にしてみてください。
2. エンジニアが英語を身に着けるための学習法5選
エンジニアにとって英語はあくまでツールであるという認識の人が多いと思います。そこで、上で説明した項目について必要最低限のスキルを効率的に得たい人に向けて学習法を5つ挙げてみました。
- 英語での仕様書
- 英語論文
- テック系Webニュースサイト
- 英作文練習テック系
- オンライン英会話
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
(準備)事前知識
今まで英語を使うことを意識していなかった人の準備として、最低限中学英語レベルは復習しておくと、スムーズに英文に触れることができると思います。中学レベルの英語であれば理解している人にとっては必要ありませんが、復習をしておきたい人は以下の書籍がおすすめです。
『中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく』
この本は、内容をYoutube上でも解説してくれており、動画と併用して学習できるので、理解がしやすいと思います。
1. 英語での製品仕様書: リーディング
エンジニアといっても様々な業種があり、それぞれの分野で使う専門用語には違いがあります。そのため、自分の製品・もしくは近い領域の製品仕様書を読むと、
専門に特化した英単語・表現がダイレクトに学べます
製品の技術知識も深くなるため、一石二鳥
業務で仕様書を作成するとなった場合にも、同じような表現を使えますので、仕様書から使う表現を学習することは効率的です。
2. 英語論文: リーディング
同じ分野の英語論文を読むことで、
技術的な情報収集
専門領域で使われる英単語や表現が学べる
仕様書に比べ、技術的な内容がストーリー性をもって記述されていて理解がしやすい点、新しい技術を学べる点がメリットになります。こちらも仕様書と同じく、自分で仕様書・論文といった文書を作成するときに表現を参考にできます。
3. テック系Webサイト: リーディング
テクノロジーを扱う海外Webサイトを読むメリットは
- 日々の最新情報にアンテナを張りつつリーディングのスキルを向上できる
最新情報は英語で発信されていることも多いため、英語で情報を取得する習慣・毎日の情報チェックの習慣化という点でも利点があります。
テック系の海外サイトとしては多くありますが、例えばTechCrunch(https://techcrunch.com/)のようなテクノロジー系の情報がまとまっているサイトで興味を引く内容を読んでみるのが良いと思います。エンジニアの方にとって、自分の興味のある、仕事に関連する内容をチェックしていくことが継続するヒントになるかと思います。
4.英作文の練習: ライティング
英語は読めるようになっても、自分で文章を作成するには練習が必要です。
エンジニアの書く文書は仕様書や技術文書といった内容になるため、上記にあげたリーディングスキルをアップさせるための学習の中の表現などを利用していくのがいいでしょう。
基本的な英作文は以下のような書籍で学習して、英語を書く・作ることに慣れることから始めるのが良いと思います。
5.オンライン英会話: リーディング
海外拠点・海外メーカとのコミュニケーションのため英会話ができるようにするために最も早い方法は
- オンライン英会話での1vs1の会話練習
だと思います。英会話スキルを向上させるためには、実際に英会話をすることがベストです。
ほぼ毎日取り組めるのであれば3か月ほどで、コミュニケーション・意思疎通が少しずつとれるようになってくると思います。
また、オンライン英会話のサービスとして、自分でトピックを持ち込んで教えてもらうこともできますので、図表を用いた説明の方法なども教えてもらうとエンジニアの人が仕事で使うスキルとして上達が早いです。
オンライン英会話については、こちらの記事でも紹介していますので参考にしてもらえればと思います。
初心者からビジネス向けまで、オンライン英会話5選【コスパをとるなら一択】