こんにちはTOMです。
『ホワイト企業なのに辞めたいと思う理由は?』
『ホワイト企業を辞めたら後悔する?』
『ホワイト企業でこれから働くんだけど、安泰じゃないの?』
『ホワイト企業辞めたいけど、次の職はどうやって選んだらいいの?』
こんな疑問や思いを持っている人に向けて記事を書いています。
この記事を読んでわかること
ホワイト企業を辞めたいと思う理由や、その後どうするか、辞めた人は後悔しているのかがわかります。
この記事を書いている人
この記事を書いている僕は、10年ほどホワイト企業である日本の大手製造業で技術者として勤務。その後、その会社を辞めて、外資系の会社でエンジニアとして勤務しており、ホワイト企業から転職した経験を元に記事を書いています。
Table of Contents
1. ホワイト企業を辞めたいと思う理由5選
会社で働くなら、ホワイト企業で働きたい。
こう思って多くの人は就職活動、転職活動をしてきたと思います。
ですが、ホワイト企業で働いていても辞める人・辞めたいと思う人が出てくるのも事実です。
ホワイト企業で働きたいと思っている人から見ると、なぜ??と思うであろう、その理由を集めました。
- 将来の姿が見えていて、その姿になりたくないから
- やることがルーチン化して、成長が見込めないから
- 会社の平均年齢が高く、保守的だから
- モチベーションが低い環境だから
- 仕事が少なく、暇だから
- 年功序列でポストは順番待ち、先が見えている
- 待遇、労働環境はホワイト企業だけど、精神的に追い込まれる
1. 将来の姿が見えていて、その姿になりたくないから
上司の姿を見て、自分の数年後の可能性に希望を見いだせない。
もしくは、上司のさらに上の人の働き方を見て、将来そうなりたくない。
ホワイト企業でよくあるのが、働いていくと、その延長線上のキャリアしか実質進めない、という状況です。
労働環境が良い、給与が良いとなると人が出ていくのが少なくなり、人の動きが少なくなる傾向があります。
数年後、数十年後の現実的な姿が近くにあり、その年齢まで同じような業務を続けることに違和感や、他の道を見つけたい情熱を持った人にとっては辞めたいと思う原因になります。
2.やることがルーチン化して、成長が見込めないから
ホワイトと言われるような企業は、大企業であることが多いです。
なぜかというと、制度やシステムが決まっているため残業時間の規制が厳しく、長時間残業ができない仕組みになっているためです。
仕組みが整っていると、できるだけ人によるバラつきが出ないようにタスクが決められているということになるため、やることは自然とルーチン化しやすくなります。
3. 会社の平均年齢が高く、保守的だから
労働環境が良く、世間体も良い会社であれば転職する人も少ないため、設立してから長いホワイト企業は、平均年齢は高くなります。
年齢が高くなると、新しいをチャレンジをしたりリスクを冒すということが、若い人よりも自然にしずらくなってきます。
若い人のほうがエネルギーがあることが一般的なので、それは当然のことかもしれませんが、そのため会社全体が保守的になりやすくなります。
そうすると、仕事でチャレンジしたい、新しいことをやるべきだという考えを持っている人は働きづらくなる傾向があります。
4. モチベーションが低い環境だから
仕事がルーチン的で、保守的であるという傾向がホワイト企業にはあり、年齢層が高くなれば、仕事に楽しみを見出すということをしなくなってきます。
つまり、それがモチベーションが低い状態であり、会社の多くを占める高年齢の人がモチベーション低く仕事をしていれば、会社全体のモチベーションが下がります。
5. 仕事が少なく、暇だから
ホワイト企業で大きな企業になってくると、仕事の内容は完全に分業化されています。
そうすると、仕事の量は限られてきますし、大きな会社を回す歯車の一つという感じ方をしてしまう人も多くでてくることになります。
全体像の見えない仕事をやらされるとき、特に歯車の一部という感覚に陥ってしまうことがあると思います。
6.年功序列でポストは順番待ち、先が見えている
年功序列で、年齢順に昇進をしていくような企業風土の場合、いくら頑張ってもポストが空かない限り若いうちは昇進ができません。
同じ部署に、自分より先輩が何人在籍しているかによって、何年先にどうなるかまでわかってしまう場合も少なくありません。
そのような組織では、働きがいがなくなっていくものです。
つまり、成果に応じた評価がもらえない環境に満足できずに辞めたくなるということになります。
7.待遇、労働環境はホワイト企業だけど、精神的に追い込まれる
世間的にはホワイト企業で、サービス残業もなく、残業時間も決められており、有給取得率も高い。
このように労働環境は良い優良企業であっても、実際の現場で従業員が気持ちよく働けているかどうかは別の問題になります。
精神的なプレッシャーを与えてくる、パワハラなどが日常的、体育会系のノリで上司の意見は絶対である、など。
対外的な労働環境からは見えてこない部分で、従業員が疲弊するという場合も少なからずあると思います。
僕の場合も、日系の会社で10年ほど勤務してきた経験から、このようなパターンは実際の現場ではあるものだという認識を持っています。
2. ホワイト企業を辞めると後悔する?
当然ですが、その後に何をするかによります。
例えば、ホワイト企業を辞めてブラック企業に入ってしまった人にとっては、ホワイト企業をやめて後悔することになります。
ですが、ホワイト企業をやめて、自分のやりたいことができる会社や、別のもっと自分に適したホワイト企業に移った人は、転職による後悔はありません。
そこで、ホワイト企業を辞めて後悔した人は、何を後悔する傾向があるのかを挙げてみます。
- 残業代がきちんと出る
- 仕事量が適切
- 有給休暇が取得しやすい
- 福利厚生が手厚い
- 世間体が良い
残業代がきちんと出る
ホワイト企業に長く勤めている人にとって当たり前かもしれません。
ですが、日本の企業はサービス残業を軽視している傾向があります。
また、残業代は出るが、残業時間の付け方が会社によって異なるため、働いた分そのまま残業代が出るわけではなく、少なく見積もられてしまうケースもあるようです。
仕事量が適切
ホワイト企業で人数も多い場合、分業されていたり、誰かがカバーしてくれたりという場合があります。
これに対して、人数が少ない小さな会社などの場合、自分のしなければならない仕事の範囲が増えます。
良く言えば、いろいろな業務を経験できる、幅広く業務に当たれるということですが、仕事量が適切でない場合は問題になります。
有給休暇が取得しやすい
ホワイト企業では、有給休暇の取得率が100%に近い場合が多く、取得日数が管理されるため、いやでも有給休暇を取らされる/取れます。
この日数管理が厳しいため、有給休暇を取ると言っても、調整さえできれば、よほどのことがない限り周りから嫌な顔をされたり、有給休暇を認められないということがありません。
福利厚生が手厚い
ホワイト企業で働いていると、あまり気が付かない点ですが、昼食の補助や夕食の補助など、いろいろな場面で会社が負担する補助に助けられている場合があります。
毎日の支出に影響する補助の場合、小さいポイントでも積み重なると影響が大きくなっていきます。
世間体が良い
親族や近所での世間体というのもありますが、ローンやクレジットという契約上における信頼度が高いのは、ホワイト大手企業の強みです。
一般的な大手企業と認識されている会社の場合、ローンやクレジットの審査は通りやすいです。
これは、銀行でローンを組んだりする際に顕著ですが、会社の名前を言っただけで、審査前でも大丈夫でしょうという認識を持ってくれて信頼度の高さを感じるところです。
3. ホワイト企業を辞める人の転職先
ホワイト企業を辞める人は、辞める理由から考えて、次のような特徴があります。
- 自己の成長ややりがいを求めて転職する
- チャレンジングな仕事がしたい
- やりたいことが別にある
- ホワイト企業だが不満がある
- サラリーマンを辞めたい
このような特徴から、ホワイト企業を辞めた人は次のような会社を選ぶ傾向があるようです。
・ベンチャー企業
・外資系
・コンサル
・自営業、フリーランス
ベンチャー企業
小さくても業務内容が革新的であったり、一人の業務範囲が広いため、自己の成長ややりがいは大きい傾向があります。
また、いろいろなことにチャレンジしていくには適した仕事環境である場合が多いと思います。
外資系
外資の会社では、日本の企業に比べて、成果によって評価されるのが顕著です。
そのため、自己の成長や成果に注目して仕事を進めていけると言えるでしょう。
コンサル
他の業種と比べて、シビアな仕事環境で、自分を鍛えることができます。
自己の成長を感じたい人には適した選択肢になりうると思います。
自営業、フリーランス
サラリーマンを辞めたい人にとっての選択肢です。
実際にフリーランスになりたい場合は、会社で働きつつ副業を進めていって、独立して生計が立てられるかどうか見極めて会社を辞めるなど、リスクとのバランスを考えて選択肢を選ぶべきです。
4. ホワイト企業を辞めたくなったら
ホワイト企業を辞めたくなった場合、辞めることで失うもの・リスクを見極めてから辞めるべきです。
次の会社にわくわくするのは良いですが、転職することによる未知の情報に期待しすぎる傾向がありますので、事前に情報をよく集めて行動するようにしましょう。
ホワイト企業を辞めることで得られるものが、失うものより大きいと感じられれば転職などするのが良いです。
自己の成長のために厳しい環境下に身をおきたいというような心掛けがあればたいていのリスクは許容できるかと思います。
対して、今の仕事や人間関係、パワハラなどに不満を持っている場合、次の転職先としてもホワイト企業を選ぶのをおすすめします。
どちらにしても、会社を辞める前に転職活動などして、転職先を決めてから辞めるようにしましょう。
転職活動にあたっては、エージェントに相談するのがおすすめです。
こちらの記事を参考にしてみてください。
5. まとめ
ホワイト企業を辞めたいと思う人の理由
- 将来の姿が見えていて、その姿になりたくないから
- やることがルーチン化して、成長が見込めないから
- 会社の平均年齢が高く、保守的だから
- モチベーションが低い環境だから
- 仕事が少なく、暇だから
- 年功序列でポストは順番待ち、先が見えている
- 待遇、労働環境はホワイト企業だけど、精神的に追い込まれる
ホワイト企業を辞めた後に後悔する可能性のあるポイントとしては、以下のようなことがあります。
- 残業代がきちんと出る
- 仕事量が適切
- 有給休暇が取得しやすい
- 福利厚生が手厚い
- 世間体が良い
また、ホワイト企業を辞める人が次に考えているのは
・ベンチャー企業
・外資系
・コンサル
・自営業、フリーランス
といったキャリア・転職先です。
ホワイト企業に勤めていて、辞めたいと感じている人は、辞める前に転職活動など実施して次の進路が決まってから会社を辞めましょう。
先に辞めてしまうと、危機感を感じて自ら選択肢を狭めてしまったりするため、リスクが高いです。
ぜひ、転職エージェント・転職サイトを使うなどして、まずは市場価値を把握することから始めてみるのが良いかと思います。
転職エージェントを使った転職活動進め方【10社以上の経験からノウハウを紹介】